●エピソード-10●

名前の由来の話

 2003年にペット同居可の住まいに転居して、インコとの同居が具体的になってきた頃、お迎えするインコ(♂の予定)にどんな名前を付けようか考えはじめました。
 婆やは、日本の行事や日本語表記にこだわりを持っているはずなのに、ペットの名前に関してはヨーロッパかぶれ。今回はできれば英語圏ではない名前がいい……。花や植物に関連した名前がいいな。
 「8カ国語対照 ネーミング辞典」の該当ページを見ていると、「ανθυζ(アントス)」という単語がみつかりました。ギリシア語で「花」の意味です。この響きならば男の子につけても違和感がなさそう。だけどアントスよりもアントニオのほうが呼びやすいし、皆にウケるかも……(「皆」って誰だ?!)。というわけでアントニオに決定。

 その後少々予定が狂って女の子をお迎えすることになってしまい、この名前は翌年 男の子をお迎えするまで保留となったのでした。

 そして2004年夏。お迎えしたインコの男の子に予定通り「アントニオ」と名付けました。 この名を聞くと多くの方が「猪木さん」や「スペインのセクシー俳優」を連想するようですけど、そうじゃなくて、花をイメージしてるんですよ。

 ところで、ある時に調べ物をしていて発見したことがあります。
 アジサイなど青色の花に含まれている色素であるアントシアン(anthocyan)※って、語感が「アントニオ」とちょっと似てるような。
 アントシアンとは、「anthos」(花)と「cyanos」(青)の合成語で、「花青素」と訳されることもあるそうです。青い羽毛に覆われた睫毛の長い美インコにまさにピッタリの名前ではないでしょうか。
 そんなわけで、通称アントニオちゃん。でも本名は「アントシアン」ちゃんだよ〜ん、と密かに決めるのでした。

※アントシアンは、アントシアニジンとアントシアニンの総称だそうです。


いつも足が冷たい

 鳥類の体温は40〜42℃といわれ、そばに居るだけで熱が伝わってきます。指にとまらせるとアンヨがいつもホット。冬でもそうです。
 でもアントニオちゃんは例外。いつでも足が冷たいんです。指に乗せたときにギョッとするほどひんやり。冷え性のインコなんでしょうか。



エミリアとアントニオでは止まり木の止まり方も少し違います。
前方寄りにとまり、木をしっかり握っているエミリアと
止まり木の上に乗っているだけ、握力が弱そうなアントニオ。

お茶大好き

 婆やはなぜか喉が渇きやすいので、朝から晩まで浴びるようにお茶を飲んでいます。お茶の種類は緑茶・麦茶・紅茶・蕎麦茶といろいろ。主にガラスの急須で淹れます。
 籠の中や外からその様子をいつも眺めているエミリア。急須やお茶の瓶に興味津々で、触ったり舐めたりしたくて仕方ありません。でも、鳥は触っちゃだめなの。

 おや? いつもは戸棚にしまってあるお茶の瓶があんなところに!! 今だ〜〜!





ツンツン ガジガジ レロレロ

裏側にまわってみても……

ちなみにそれは、お茶ではなくてポプリなんだけど。鳥には解るまい……。

テラスの上と下



 鳥たちがバラ播く餌が床に散らからないように、籠ごと浅めの段ボールに入れてるのですが、エミリアはこのダンボールが気になる様子。テラスの裏側に回って首を伸ばして探ってみます。で、アントニオが上からちょっかい出して中断。威嚇してから再度裏側へ……とエンドレスです。

爺やと一緒に…… その1:水槽の水替え中



爺やー 水浴びするの? わたしもするーー!!
ついでにゴクゴクゴク……


こんどはそっちのバケツでするの? わたしもするーー!!


爺やと一緒に…… その2:ネットショッピング



「えみぷー、一緒にネットショッピングしような」
とか言いながら寝所へと消える爺や。肩にはエミリア。女房か?!

胸毛

 エミリアの羽毛は、南方の浅い海のような明るいエメラルドグリーンでとてもきれいです。
 ところが水に濡れると暗灰色になってしまうんですね。不思議。
 水浴び後などはいつもこんなです。



インコが2倍でうるささ3倍

 人に慣れた小鳥は、人の姿が見えなくなると大音量でさえずって呼びます。
「どこ行ったの?!」
 これを呼び鳴きというそうな。ご多分に漏れずエミリアも呼び鳴きをします。
 また、鳥かごから出してほしいのに出してもらえないときや、なにかに興奮しているときの雄叫びもすごい。
 呼び鳴きの声は歌うような美しい高音ですが、近所迷惑であることに変わりないので窓を閉めるしかありません。

 こうした呼び鳴きや雄叫びはエミリアがひとりぼっちで寂しいから、そしてエネルギーがあり余っているからするんだと思っていました。ならば、パートナー(お婿さんであれ、友達であれ)がいれば寂しくないから大声を出さなくなるのでは?
 そんな思惑もあり、アントニオちゃんをお迎えしたわけなんですが……。見通しが甘すぎたようです。

 パートナーが居ようが居まいがエミリアは呼び鳴きも雄叫びも続けています。
 そして、エミリアを師と仰ぐアントニオは、エミリアが鳴けば真似というか返事をします。アントニオが返事をすると、エミリアがますます大声で鳴く。エンドレスです。そして、エミリアが雄叫びすればアントニオも雄叫び、互いの声によってますます興奮が高まる2羽でした。
 こうして、1+1で2倍どころか、3倍のうるささと今後も付きあっていくしかないようです。

猛鳥注意

威嚇します。噛みつきます。




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鳥との日々
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