Inouekabuki Shochiku-mix
阿修羅城の瞳
作詞:中島 かずき
演出:いのうえ ひでのり
日程:2003年8月8日(金)〜8月30日(土)
会場:新橋演舞場
出演(プログラム掲載順・敬称略)
病葉出門(わくらばいずも) 市川 染五郎 闇のつばき 天海 祐希 美惨(びざん) 夏木 マリ 桜姫(さくらひめ) 高田 聖子 祓刀斎(ばっとうさい) 橋本 じゅん 呼鉄(こてつ) 右近 健一 火縁(ひえん) 山本 カナコ 水誼(みなぎ) 保坂 エマ 樹真(じゅま) 黒石 えりか 谷地(やち) 山田 麻衣子 安倍雷王(あべのらいおう) 川原 正嗣 安倍鳴王(あべのめいおう) 前田 悟 安倍震王(あべのしんおう) 河野 まさと 安倍大黒(あべのだいこく) 村木 仁 安倍毘沙門(あべのびしゃもん) インディ 高橋 花柱多香蔵(はなばしらたかぞう) 河野 まさと 孫太郎(まごたろう) 吉田 メタル 俵蔵(ひょうぞう) 礒野 慎吾 滝次(たきじ) Taki 笑死(えみし) 麻見 奈央 阿餓羅(あがら) 横山 一敏 吽餓羅(うんがら) 藤家 剛 南北の弟子達 船橋 裕司、武田 浩二 鬼の一党 佐治 康志、三住 敦洋 鬼御門(おにみかど)の部下 フランキー 仲村、
松本 染二郎江戸市民 松本 綿次、和田 三四郎、
阿波連 朋子、栗原 妃美
武田 みゆき、白川 亜希、
高橋 志穂、柳田 陽子四世鶴屋南北(よんせいつるやなんぼく) 小市 慢太郎 十三代安倍清明
(じゅうさんだいあべのせいめい)
十三代安倍清明もどき近藤 芳正 安倍邪空(あべのじゃくう) 伊原 剛志
観劇日:8月12日(火) 18:30〜
3列左列15番
あらすじ
時は文化文政。所は江戸。一見平和に見えるその裏で、人と鬼との激しい戦いが繰り広げられていた。江戸の闇から魔を祓うために組織された特務機関“鬼御門”(おにみかど)。病葉出門は、そこで“鬼殺し”と怖れられる腕利きの魔事師だったが、五年前のある事件を境にそれまでの一切を捨て、今では鶴屋南北一座に弟子入りしていた。が、謎の女つばきとの出会いが、彼の運命を狂わせた。なぜか鬼御門に追われるつばきは彼に「自分の過去を探してくれ」と頼む。彼女の瞳の奥に宿る何物かに惹かれていく出門。
執拗につばきを追う鬼御門の先頭に、出門と兄弟同様に育った安倍邪空がいた。鬼御門の頭領十三代目安倍晴明を奸計にはめて葬った邪空。が、彼は更なる力を求めて、鬼を率いる美形の妖かし美惨と手を組み、彼らの前に立ちはだかる。そして江戸を焼き尽くす業火の中、鬼と人、すべての欲望を呑み喰らい、巨大な逆しまの城が虚空に浮かんだ。「阿修羅の城浮かぶとき、現世は魔界に還る。人も鬼も地獄に堕ちるがいい・・・」鬼の王“阿修羅”の悲しき因果に操られ、千年悲劇の幕が開く。その先にあるのは、滅びか、救いか―――。
感想
『花の紅天狗』に続いて2度目の劇団☆新感線。今度は前回とはうって変わってのシリアス物。新橋演舞場にも初めて行きました。歌舞伎を上演することもあるだけあって、場内には花道あり、提灯あり(2階席のあたり)ととっても情緒ある劇場だなぁと思いました。帝劇より綺麗で高級感溢れるロビーなのに帝劇より強烈なお土産屋さんにはビックリでしたが(^^;;
お話し自体もとても面白かったです。演舞場の雰囲気と話の不可思議さがものすごく嵌っていて、だけど新感線特有のハードロックとのアンバランスさがまた良くて。それになんといっても染五郎さん(以下染さま)がカッコいい!!一見、軽い色男に見えるのですが、惚れた女の為ならば〜〜!といったところが素敵でした。1幕ラストの邪空との立ち回りに迫力があり、途中でほどけた髪が色っぽい(≧≦)。時折某TMさんの時代劇姿とかぶりましたけど(苦笑)。コレ
ゆりちゃん(天海祐希さん)のつばきは色っぽい!けど、阿修羅になるほど恋に燃えているようには見えなかったかな。これは私がなまじ宝塚時代のいい意味でのあっけらか〜んとした男役姿を知っているからなのだろうか…。阿修羅の衣装が宝塚花組『ルートビッヒU世』の“幻”の衣装とそっくりでビックリ。この事を日記に書いたところ、メールを頂きまして、『ルー〜』の衣装は劇団☆新感線の竹田さんが担当なさったということを教えていただきました。そこで当時の歌劇やグラフを引っ張り出してみると…ちゃんと書いてありました(笑)。
伊原さんの邪空。悪役なのに色気があってカッコよかったです。ゆりちゃんとのバランスも良かったし(笑)。ゆりちゃん、染めさまと抱き合う時は何気な〜く膝を折っているような気がしたんですが、伊原さん相手だとそのままバーンとぶつかっていたような…。ただ、この邪空が鬼と組んでまで阿修羅の力を欲しかったのはなぜか?というのが伝わってこなかったように思います。
全員の感想を書いていったらキリがないのでやめておきますが(笑)、他に印象に残ったのは美惨の夏木マリさん!色っぽい外見と時折発する奇声のアンバランスさにビックリ。あとは一部女優陣のセリフが聞き取れなくて苦労したかな。覚悟はしていたけど花道が見えなかったのはやっぱり痛かったです。同じ3階サイド列でも右列からは見えるんです。安い席だし、見切れ覚悟で行ったんで花道が見えなかったことは仕方がないのですが、1列前の観客が花道を覗き込むので本舞台がまったく見えなかった時はキレそうでした(笑)。染さまが花道で大見得切ってセリフを決めた時、(実際には見えなかったけど、そんな感じだった・笑)客席から「高麗屋!!」と大向うがかかったんですが、染五郎さんも高麗屋さんなんですねー。知らなかった。←お父さんと苗字が違うから違うと思ってたヤツ(笑)。
時間(とお金)の都合がつけば花道が見える席でリベンジしたいと思ったほどでした。他の新感線作品もこれから機会があれば観てみたいです。