三井住友VISAミュージカル

エリザベート
― 愛と死の輪舞(ロンド


脚本・歌詞:ミヒャエル・クンツェ

音楽:シルヴェスター・リーヴァイ

潤色・演出:小池 修一郎

演出:中村 一徳

日程:2003年1月2日(木)〜2月9(日)

会場:東京宝塚劇場

主な配役(プログラム掲載順・敬称略)

役  名 芸  名 愛  称
トート 春野 寿美礼 オサちゃん
エリザベート 大鳥 れい みどりちゃん
フランツ・ヨーゼフ 樹里 咲穂 じゅりちゃん
ルイジ・ルキーニ 瀬奈 じゅん アサコちゃん
ルドルフ 彩吹 真央 ゆみこちゃん
マックス公爵(エリザベートの父) 矢吹 翔(1/16) ちはるさん・アニキ(笑)
立 ともみ(2/2) ともみさん
グリュンネ伯爵(皇帝の側近) 磯野 千尋 ソルさん
ゾフィー皇太后(フランツ・ヨーゼフの母) 夏美 よう はっちさん
ルドヴィカ(エリザベートの母) 梨花 ますみ みとさん
エルマー・バチャーニ(ハンガリーの革命家) 蘭寿 とむ らんとむ
シュテファン(ハンガリーの革命家) 愛音 羽麗 みわっち
ジュラ(ハンガリーの革命家) 未涼 亜季 まっつ
ツェップス 悠真 倫(1//16) まりん
矢吹 翔(2/2) ちはるさん
ヴィンテッシュ嬢 遠野 あすか あすかちゃん
あらすじ&感想
観劇日:
1月16日(木) 13:30 〜 / 1階14列54番
2月  2日(日) 15:30 〜 / 1階 1列34番

あらすじは こちら をご参照ください(サイト立ち上げ当初にまとめてあった東宝版エリザベートについてのページですが、内容的に大筋で変更はありません)。

感想
1月16日編は コチラ から、
2月 2日編は コチラ からどうぞ♪


☆1月16日編☆

約4年ぶりの宝塚版エリザベート!始めのうちは「えっ?!この場面ってこうだったっけ?」とか「○○がな〜い!」とか東宝版のイメージを引きずっていたのですが(なにせ4年ぶりだし、宝塚版と東宝版と観てる回数が違うからなぁ…・笑)、次第に引き込まれていきました。どうでもいいことなんですけど、バートイシュルの場面の鹿の石像の大きさにものすごーくビックリしました(笑)。東宝版の回る鹿もインパクトありましたが、宝塚版の大きい鹿もインパクト大(爆)。

物語の大筋は違わないのですが、人物の登場の仕方が宝塚版と東宝版とでは上手と下手が逆になっています(これも戸惑った原因だったりします。分かってたんですけどねぇ…)。もちろん主役を本来のエリザベートからトートへ変更した為、それに伴う演出の変更点もあります。

シシィとフランツの結婚式の場面で、『不幸の始まり』というナンバーがありますが、宝塚だとトートのリードで歌が進行します。この場面がゾクゾクするほどカッコいい〜!トートが主役だからこそできるこの演出、好きなんです。反対に思わず笑ってしまいそうになったのは、物語の終幕シシィが暗殺される場面で、紗幕の向こうにラストの白い衣裳でシシィに向かって手を差し伸べるトート閣下の姿が!しかも「エリザベート…」という呼びかけ(エコーもかかってました・笑)つき。あんまりカッコよくないと思うのは私だけ?今回の公演で登場した新曲・『私が踊る時』は、私は流れが唐突過ぎるような印象を受けました。意外だったのはシシィの衣裳が割と(あくまでも割と)地味だったこと。やっぱり主役はトートなのねぇ〜と宝塚版を実感。そのトートの衣裳ですが今回も煌びやかな帝王の衣裳でした(笑)。他の男役さんの衣裳も派手でした。

オサトートはシシィに執着する感じがとてもよかったと思います。颯爽とした若き帝王といった印象を受けました。衣裳負けしていない華やかな主役ぶり!スターブーツ(前の部分が膝の上まである長〜いブーツのこと。これを履けるのはスターさんだけです。足を長く見せる効果があるかは…不明。だって皆さん足長いんですもの・笑)が良く似合ってました〜。何よりフィナーレでのトップとしてのオーラに驚きました。前回の公演で代役として主演はしていますが、その時はあくまでも代役。今回トップスターとして大階段の真中に立っているオサちゃんのオーラに圧倒されました。

みどりシシィ。『私が踊る時』が追加されたこともあるかと思いますが、全体的に芯の強そうなしっかりした印象を受けました。裏声になると声量が落ちるのが少し気になりました。今回の公演で退団されてしまいますが、今後も機会があれば舞台で拝見したいなと思いました。

じゅりフランツ。いかにも「育ちの良いお坊ちゃま」という感じでした。ノーブルな雰囲気は少なめだったと感じましたが、実直な地に足のついた皇帝陛下だったと思います。歌は低音をもう少し響かせてくれるといいのになと思いました。

アサコルキーニ。大劇場公演を経験し、東京公演も初日が開けてから2週間ほど経っている事もあり、客席に向かって話し掛ける『キッチュ!』の場面は余裕があるように感じました。フィナーレナンバーのオサちゃんとのダンスはとてもカッコよかった!!

ゆみこルドルフ。繊細というよりどちらかといえば真面目な皇太子の印象を受けました。オサトートとの『闇が広がる』は聞き応えたっぷり!

ハンガリー独立を願う若き革命家たち。東宝版よりセリフが多く、革命に向かう様子が分かりやすくなっていました。前回の公演で気になる人になったみわっちはシュテファンだったのですが、キリリとした眼差しがとてもカッコよかった(壊れ中)〜〜!。登場の場面が軍服なのもいかにも宝塚らしい(笑)。【本当はハンガリーを訪問した皇帝夫妻を歓迎する貴族に紛れているという設定で、ハンガリーの国旗を黄色の布(ハプスブルクの旗の色)で包んだものを持ち、皇帝夫妻に向かって「ハプスブルクはウィーンへ帰れ!」と煽る予定なのです】みわっちは上手からの登場・演技が多く、今回の席はみわっちポイントとでもいうべき席でした。

私の花組の一押し娘役・桜一花ちゃんは今回は女官役でした。♪皇帝陛下は〜 神のご加護で〜 臣民全てに義務を果たす〜 のコーラスで舞台前面に座ってスタンドマイクでコーラスするのが宝塚らしく可愛かったです。他にも2幕冒頭の『キッチュ!』の場面で各国の美女が登場するのですが、スコットランドの美女として登場し、ラストにルキーニ手を引かれたり、マダムヴォルフのコレクションで『プッツンのマリー』として登場したりしていました。

個人的に今日の大収穫はちはるさんがマックス公爵だったこと!!本来は専科の立ともみさんなのですが立さんの休演で、代役のちはるさんがマックス公爵だったのです。到着がギリギリになってしまった為、配役の変更を知らずに開幕してしまったので、1幕のプロローグは本当〜〜にビックリしました(笑)。東京公演から変更になったのかと思っていたら、代役期間は16・17日の2日間だけ。すごく得した気分です♪渋く色気のあるオジサマ振りで、アニキなら東宝版のパパの演出でもOK(笑)!というよりむしろそっちでやって欲しかったり(爆)…。

フィナーレナンバー
宝塚は通常お芝居とショーの2本立てですがベルサイユのばらや今回のエリザベートなどは1本物と言われお芝居のみの場合もあります。ですがどんなに悲劇でも最後にフィナーレナンバーと呼ばれる短いショー部分がつくことにより、観終わった後スッキリするというか爽やかな気持ちになるのでフィナーレがあるっていいなぁと思います。東宝版でやられても困りますが(笑)。

歌う青年(じゅりちゃん)が『愛と死の輪舞』を歌いながら銀橋を渡ります。じゅりちゃんの爽やかな笑顔でフィナーレナンバーの幕が上がります。本編ではあまり笑う所がないじゅりちゃんの笑顔がカワイイ。

次は『キッチュ!』の音楽に乗ってのラインダンス。次の場面が女役さんを中心にした場面ということもあり、男役さんがたくさんいるラインダンスでした。衣装が今までの赤と黒の近衛兵風の衣裳からピンクを中心とした近衛風の衣裳に変わっていました。みわっちもラインダンスメンバーで学年的にも最後になるだろなうなぁと思いつつ見ていました。

『私が踊る時』を使ったボレロ風のダンスを紳士S(オサちゃん)と淑女達による大階段を使ったダンスはボレロ風というのが新鮮でした。↑にも書きましたが、この場面でのオサちゃんのトップとしてのオーラに圧倒されました。

そしてエリザベートのフィナーレナンバーでもっとも好きな『闇が広がる』に乗せた男役さんの群舞!曲の序盤は今まではトップスター+何人かのスターさんという構成だったのですが、今回はオサちゃんとアサコちゃんの2人だけのダンスで、「そういえば、オサちゃんのトップお披露目だったなぁ」とフィナーレになって実感しました。

皆さんとてもカッコよかったのですが、ちはるさんとみわっちが隣同士(もしかしたら斜め同士?)で、みわっちとちはるさんを一つのオペラグラスの中で観れて大満足♪みわっちのキリッとした表情もちはるさんの大人の色気た〜っぷりの表情もどちらも素敵(ますます壊れ中・笑)

フィナーレナンバーの最後は紳士(オサちゃん)と淑女(みどりちゃん)によるデュエットダンス。この公演で宝塚を去るみどりちゃんを愛しそうに見るオサちゃんの目が印象的でした。

ラストは出演者全員が登場するパレード。ミュージカルナンバーを歌い継ぎ、次々と大階段を降りてくる出演者達。華やかな宝塚らしいパレードは何度観ても圧巻です。オサちゃんの大きな大きな羽が凄かった!

今回はキャストの感想を中心に書いたので、次回は東宝版と違う場面や全体的な感想も少し書く予定です。



☆2月2日編☆

↑で『全体的な感想も少し書く予定です。』なんて書いちゃってますが、♪それはチョット出来ない 相談ね〜 by 中森 明菜(古!) となってしまいました(笑)。その理由は観劇日から約2週間前に遡ります。ある日届いた一通の郵便物。封を開けるとそこには「このたびは住友VISAカード○○キャンペーンにご応募いただき誠ににありがとうございました。厳選なる抽選の結果、ご当選されましたので 商品を送らせていただきます(後略)」

その商品とはな、なんと エリザベート1階最前列センター席ペアチケット! しばらく固まり、その後部屋の中を小躍りする私(笑)。しかし、日時を確認すると2/2の15:30公演。この日は実はファンタスティックスの観劇&新星堂トークイベント参加の予定でした。エリザベートの終演は今までの経験から予測して18:30。新星堂トークイベントは18:30会場、19:00開演。 部屋の中で様々な考えがグル グル グル グル…。

井上くん、ゴメンッ(><)!!

という訳です(前置き、長っ!・笑)。

席について舞台とのあまりの近さにビックリ!当たり前ですが前には人の頭もなく、目の前が銀橋(笑)。オーケストラピットも指揮者の方の頭しか見えません。ドキドキしているうちに開幕となりました。

第1幕
プロローグでは亡霊として登場する主なキャストは全員グレーのベールのようなものをまとっています。ソロのない役は誰が誰だか分からなかったのですが、みわっちを発見することができました♪どんな軍服を着ているかまでは分からなかったのですが、発見できて嬉しかったです。

「嵐も恐くはない」(東宝版でいう『あなたがそばにいれば』というナンバーです)では目の前を通るフランツとシシィを、ボーっと見ていました。曲の終わりに2人は銀橋の下手側付け根の部分でキスをするのですが、その少し前からトートが2人の様子を見つめています。トート閣下も2人の様子もどちらも気になってキョロキョロしてしまい、隣りに座っていたロンちゃんと目が会ってしまいました(^^;;。続く「不幸の始まり」では ♪全ての不幸を ここに始めよう〜 と目の前で歌うトートをボーっと見上げていました(笑)。オサトート、すごくカッコよかった!

「最後のダンス」では結婚式の参列者が扉の向こうでポーズを取っているのですが、マジックミラーのようになっていて途中までこちらに見えているので、皆さん大変だなぁと思いました。

宝塚版「私だけに」では歌の途中でトートが盆の回転に合わせてせり上がってくるのですが、盆やセリといった舞台機構が全く見えないため、本当にトートが地下からスーっと出てくるように見えてとても綺麗でした。他にも気がついたトリック(?)がいくつかあります。

カフェの場面でのトートの登場は、東宝版=堂々とドアから店に入ってくる、宝塚版=いつの間にか店の中にいる。となっているのですが、トートがいつカフェの中にいるのか今までは何度観ても分からなかったのですが、「退屈しのぎ」のコーラス部分でカフェにお客さんが何人か入ってくるのに紛れて入ってくるところを目撃してしまいました。新聞で顔を隠して入店するトート、チョットお茶目?その後、ツェップスが「計画を説明しよう!」と革命家たちとテーブルを囲むのですが、ここでもトートは一緒にウンウン頷きながら計画に耳を傾けていました…。トート、結構お茶目(笑)?

ミルクの場面では市民がミルクを買おうと列をなすのですが、その時も「押すなよ!」とか「横は入りしないでよ!」など色々とお芝居をしていました。ここはトートが民衆を煽るように歌うのですが、歌い終わった後に『闇が広がる』の一節を歌うのがスゴクカッコいい!ドラムの音がすぐ近くで響いて、大迫力でした。

いよいよ1幕ラスト、エリザベートの鏡の間。ドアが開いて奥からエリザベートが登場、観客の目は彼女に釘付け…のハズなんですが、私は目の前のトートに釘づけになってました(笑)。途中まではちゃんとみどりちゃんを観てたんですよ。♪お前に命 許した為に〜 と歌うトートにピンスポットが当たっていたのですが、私もそのおこぼれの光を浴びる事が出来ました♪すごく眩しくて、オサちゃんの顔を3秒くらいしか見れませんでした(笑)。

第2幕
♪ランララン〜 と鼻歌交じりに三脚付きカメラを携えたルキーニが登場。ここで「オッ!綺麗なお姉ちゃんがいるぜ!」と私たちのいる方をチラッと見た(ような気がする)!きっと周囲の10人くらいは同じ事を考えていたでしょう(笑)。「撮らせていただきま〜す」とカメラを構えたアサコちゃん。フト思い出したように、「三井住友VISAカードには『ヤングゴールドカード』っていうのがあるのをご存知ですか?」と言い出しました。首を振る客席に「20代の人しか入れないんですよ〜。(客席を指差して)ムリ、ムリ、ムリ、ムリ…ムリ!ハイ、それでは撮りますよ。三井住友VISAカード!」とシャッターを切りました。普段は「鳩が出ますよ〜。」と言ってシャッターを切っているのですが、この回は三井住友VISAカードの貸切公演。ショーなどではアドリブが出るところもありますが、お芝居でのアドリブというのは中々ないのです。客席は大笑い&拍手喝采でした。

『キッチュ!』は目の前で歌うアサコちゃんにメロメロ(死語・笑)。褐色のメークがとっても似合ってました。♪好きになりそう〜 (by モーツァルト!) ここでも中央のトート・シシィ・フランツを観るか、下手の革命家を観るか悩んじゃいました。

新曲・『私が踊る時』ですが、銀橋でのデュエットなのでトートとシシィのビリビリするような緊張感が伝わってきました。シシィの戴冠式のドレスはとても豪華でした。←トレーン(ドレスの裾)が銀橋からはみ出てたくらいですもの。でもやっぱり唐突過ぎる印象は拭えず。

『ママ、どこなの?』の後は宝塚版と東宝版では順序が若干入れ替わっていますので、簡単に書き出してみたいと思います。

宝塚版:皇后の勝利→マダムヴォルフのコレクション→エリザベートの体操室→安らぎのない年月(病院訪問・父と息子の場面も一部)→闇が広がる

東宝版:皇后の血筋(病院訪問)→皇后の勝利→マダムヴォルフのコレクション→エリザベートの体操室→夢とうつつの狭間に→安らぎのない年月→コルフ島→父と息子→HASS→闇が広がる

『闇が広がる』は妖しく2人ともカッコよかったです。ルドルフのゆみこちゃんはお化粧もとても綺麗で(オサトートが汚いって分けじゃないですよ。あれは綺麗とか汚いと語っていいお化粧じゃないと思うので…)、繊細な雰囲気がよく出ていたと思います。

『闇が広がる』の後のカフェの場面では黒天使達が大セリ(カフェのセットが入っているセリ)の上に乗ってセリ下がりで登場するのですが(♪新しい ドナウ連邦 組みなおそう〜 のあたりです)、その時も自分達で黒いカーテン状の幕を自分達で開けて登場するのが、シリアスな場面なのに思わず吹き出しそうになってしまいました。『独立運動』の場面は大人数の迫力に圧倒されました。プログラムを調べてみたら、『ミルク』の場面より踊っている人数が多かったです。

場面ごとの感想を書いていたらキリがないのでこの辺で…。

フィナーレナンバー
フィナーレ全体の流れは前回のレポに書いたので、ここでは気になる場面だけ。『闇が広がる』をアレンジしたダンスナンバーは群舞の迫力に鳥肌!もう、誰を見たらいいのか迷っちゃう(笑)。アサコちゃん、ゆみこちゃん、らんとむ、みわっちを中心に見てました。ちなみにこの4人の舞台写真をシールにした『ヤングステッカー』というグッズが発売されているのですが、お店で商品を見た時に「…ヤ、ヤング?!」と一瞬思考が止まりました(爆)。

フィナーレのトップコンビのデュエットダンスは綺麗なんだけど、「これでこの2人のコンビも見納めかぁ」と思うと少し寂しくて…。デュエットダンスが終わり、パレードが始まる時は2人が笑顔で銀橋を渡っていくのですが、2人ともとっても爽やかでした。

パレードでは主要なスターさんが銀橋へ出てきてくれるのですが、みわっちは残念ながら上手側なので見えず…。ちなみに私の目の前はアサコちゃんでした。軍服姿がカッコいい!トップスターさんだけは銀橋を全て歩く事ができますが(他の方は歩いてきた方向へ戻ります)、目の前を通り抜けていったオサちゃんの羽がとっても豪華でした。

なんだか観劇レポというより、ファンの叫びと化してしまいましたが(笑)、観終わってみて「私はやっぱりエリザベートという作品が大好きなんだなぁ」と実感しました。



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