彩の国さいたまシェイクスピアシリーズ
タイタス・アンドロニカス
原作:ウィリアム・シェイクスピア
演出:蜷川 幸雄
出演(プログラム掲載順):
タイタス・アンドロニカス
(ローマ貴族。対ゴート族討伐軍の将軍)吉田 鋼太郎 タモーラ(ゴート族の女王) 麻実 れい マーカス・アンドロニカス(護民官。タイタスの弟) 萩原 流行 サターナイナス(前ローマ皇帝の長男。) 鶴見 辰吾 ラヴィニア(タイタス・アンドロニカスの娘) 真中 瞳 エアロン(ムーア人。タモーラの情夫) 岡本 健一 カイロン(タモーラの息子) 高橋 洋 ルーシアス(タイタスの息子) 廣田 高志 バシエイナス
(前ローマ皇帝の息子。サターナイナスの弟)横田 栄司 ミューシアス(タイタスの息子) 新川 將人 クインタス(タイタスの息子) 二反田 雅澄 道化 グレート 義太夫 他
日程 : 2004年1月16日(金)〜2月1日(日)
会場 : 彩の国さいたま芸術劇場大ホール
感想
観劇日:1月25日(日) 14:00〜
1階B列9番
間に合うように劇場に向かったのですが、思いのほか時間がかかって劇場に着いたのは開演10分前くらいでした。 ロビーに入ると目の前には衣装やら小道具やらが飾られていてビックリ。じっくり見たい気持ちを抑えクロークに荷物を預けようと並んでいる内に開演5分前を告げるチャイムが。すると「あ、あ、あ〜」と大きな声が聞こえ、目の前にはニッタン(二反田雅澄さん)がっ!!席に向かうとキャストの皆さんが舞台の上でスタッフから諸注意を受けているところでした。私の席は2列目(B列)だったので、「2列目、2列目」と座席を目指していったら既に座っている人が.....。舞台がせり出していた為、1列目がなく実質最前列でした。目の前にはキャストのみなさんがいっぱい♪
そして開演時間になると蜷川さんの「よーい、ハイ!」でお芝居が始まるという幕開けにビックリでした。古代ローマが舞台とあって全面真っ白な舞台装置がとっても印象的でした。あらすじを読んでもっと血なまぐさいものを想像していたのですが、血が滴るような場面では赤い細い紐状のもので流血を表現していて思ったより怖い感じはしませんでした。まったくの余談ですがオイディプス王のチラシの方がよっぽど血なまぐさくて怖いです。
キャスト陣ではなんといっても主役・タイタスの吉田さんと適役・タモーラの麻実さんが圧巻!激しくぶつかり合うという事はないんですが、見えない復讐の火花がバチバチ。今回初めてターコさん(麻実さん)を拝見したのですが、ゴージャスで気品があって正に女王様!ラストのタイタスの行動に周囲が動揺する中、1人動じずお食事を続ける姿が迫力でした。私の席は下手端だったので、カーテンコールでスタンバイするターコさんが見えたのですが、その時のスラっとした立ち姿&スタイルにため息。はぁ~、ウットリ。他に印象に残ったのはサターナイナスの鶴見辰吾さん、エアロンの岡本さんなどなど。
今回、この方を目当てにチケットを取ったといっても過言ではない(笑)高橋洋さんはタモーラの息子・カイロン役。タイタス達と立場が逆転した時の頭上から見下ろす視線の鋭さ、ラヴィニアを手に入れようとするキレてる度(笑)、狂気を装ったタイタスの元へ母親とともに現れる浅はかさなどなど色々と見所があって嬉しかったです♪目の前に飛び降りてきた時は本当にビックリしました。油断して足を少し前に出していたから余計に(笑)。カーテンコールでは相変わらず深々とお辞儀をする様子にこちらもジーン。今後も機会があれば拝見したい役者さんです。