2004年5月13日 ソワレ(初日)
1階M列31番
ハムレット千秋楽から実に5ヶ月ぶりとなる井上くんの舞台。久々に生のお姿を拝見できるとあって、ドキドキしながら会場へ向かいました。
〜開演の前に〜
会場に入ってすぐ、前回はなかったコンサートパンフがあるかどうか確認してしまいました(笑)。お値段は1200円で、チラシで使用している写真のほかに白いシャツ&ジーンズ姿の写真もあります。内容は音楽監督の服部隆之さんのメッセージ、演出の桑波田さん、演劇評論家・萩尾瞳さんとの対談コーナー、デーモン小暮閣下と篠原ともえさんからのメッセージ(篠原さんのはファンレターみたいです・笑)、プログラム(ここのページは踊りながら撮ったのかしら?お肌の露出があります....ってどこを見ている>自分!)、演劇評論家・扇田昭彦さんの解説(というかメッセージ)、メンバー紹介(名前のみ)、プロフィールなどです。その中に井上くんの写真(1ページに9カット掲載)があるのですが、どこかのガード下で撮った写真なのですが、なんともいえない切ない表情の写真ばかりでドキドキ*^^*。コンサートパンフを入れる袋などは用意されていませんでした。念のため袋を持っていったのですが、お天気が怪しかったので(終演後は小雨が降っていました)助かりました。
そして今回もアルバムの先行予約(代金不要)がありました。2ndアルバムは8/11に発売でタイトルは『空に星があるように』となっています(ただし仮タイトルです)。内容は新旧の日本のポップスにチャレンジということで、アルバムタイトル曲の他全部で11曲の収録が予定されているそうです。予定価格は初回限定版(DVD付き)が3200円、通常版が2800円となっており、会場及び山野楽器通販予約特典として井上くんのミニ・ポスターがつきます。代金不要だったのでもちろん予約してきました(笑)。ちなみに写真集の予約はなかったです。
今回はプログラムがパンフに掲載されているので必要ないかなとも思ったのですが、一応曲目リストを作ってみました。そしていつものごとくナレーションや井上くんの言葉は正確なものではありませんので、「こんな感じのことを話してたんだな」と思ってください。
第1部 長いので第2部は コチラ からどうぞ♪
幕が上がると舞台中央に白の円形ステージがあり、その周りをバンドの皆さんがぐるっと取り囲むような形になっていました。バンドの編成もシンプルな4人編成の前回とはガラっと異なり、8人編成+コーラスの女性1人となっていました。私は紗幕(?/ネット状の幕)の向こうに浮かぶ井上くんのシルエットに思わず涙腺が(笑)…。衣裳は白のTシャツに白のシャツの重ね着、白いパンツに白のダンスシューズ(?)と全身白尽くめ!その上に薄いグレーのコートを重ね着していました。
第1部は井上くんの四半世紀(井上くん語録より・笑)を振り返るということで、全編様々なミュージカルの曲を使った構成になっていました。曲の合間に井上くんのナレーションが入り(今回、第1部ではMCコーナーはありませんでした)、次から次へと歌ったり踊ったりの井上くん。各曲は井上くんのエピソードに繋がるような曲で、『星から降る金』(モーツァルト!)で「僕は旅に出たんだ」と一気に過去に戻り、「だけど人生って何があるかわからない。だってブロードウェイで初めて観たミュージカルに出られるんだから」とミス・サイゴンの曲へ。その後はミュージカルに出たい!という夢を見つけた少年時代から(Memory/キャッツ)、迷いながらも必死にレッスンを行った時代(コーラスラインの各曲)、ミュージカルの舞台に立つ自分を想像していた頃から、デビューを果たし役に恵まれながらも自分に対する戸惑い(と私は受け取りました)など(沢山のミュージカル曲)、それでも歌うことが大好きでこれからも頑張っていこうとする曲(『僕こそ音楽』)という流れになっていました。
まったく違うミュージカルの曲が井上くんのエピソードを通して1つの物語となっているところが素晴らしいと思いました。しかも今回の井上くんは踊る踊る!コーラスラインの『Nothing』からは紗幕も上がり、コートを脱いだ井上くんがステージから降りてきて舞台手前に跪いたりしていました。ナレーションも一人語りだけではなくて、心の中で天使と悪魔が囁くがごとく、「迷う井上くん」と「励ます井上くん」のナレーションが面白かったです。『The
Music And The Mirror』で四角い枠が上から降りてきて何だろう?と思っていたら、レッスンを受ける井上くんのエピソードで「大きな鏡が欲しかったけれど、僕の家はマンションだから無理。僕にはベランダのガラスが鏡代わり!」というナレーションに感動。ここでは「踊るチャンスが欲しい!」という曲のとおり女性のダンサーお2人と一緒に踊っていました。
舞台に立つことを夢見ていた頃、1人ミュージカルではいつも主役だけど…。という場面で『僕は汗っかきで舞台俳優には向かない。華奢で体も細けりゃ声も細い!』というナレーションに思わず吹き出したのは......スミマセン、私です(井上くんゴメンネ!)。1人ミュージカルで主役を演じた時の曲では帽子を目深にかぶり、黒のマフラーを羽織っただけなのに雰囲気がガラっと変わってとってもカッコよかったです*^^*。悩みながらも歌いたい!踊りたい!という場面では2人の女性ダンサーに翻弄(?)されながらもタップ(ダンスシューズなので音はしませんが)を踏む井上くんがカワイイ♪
そしていよいよ夢が叶った井上くん.....ここでアンドリュー・ロイド・ウェーバーメドレーとなるのですが、今までのシンプルな衣裳に真っ赤なマントを羽織って再登場。『Any Dream Will Do』なんていい曲みつけてきたな〜と感心しちゃいました(笑)。『墓場にて』は歌詞の内容(作品中ではヒロインのクリスティーヌが亡き父を思って父親の墓前で歌う曲です)から私は新珠三千代さんを思い浮かべていました。『ヘロデ王』の歌は今までにない悪役っぽい感じが意外で面白い選曲だな〜と思いました。7月にJCSを観に行くので、一足早く予習が、しかも井上くんの歌声で出来て嬉しくもありました(笑)。マントがリバーシブルになっており、『ヘロデ王の歌』では反対側の黒いマントを使っていました。
「華やかな舞台の帰り道。急に孤独を感じることもある…」というナレーションの後、下手から先ほどまでのシンプルなスタイルで再登場して『Will
I?』(レント)を、迷いながらもそれでも僕の道を行くという井上くんが最後に歌うのは『僕こそ音楽』(モーツァルト!)。同じように悩みを持つ若者達がテーマになっているレントの曲(私は観たことがないのですが、根強いファンも多く機会があれば一度出て欲しい作品でした)と、衣裳も髪型もいたってシンプルだけど、懐かしい『僕こそ音楽』(個人的にヴォルフガングのナンバーでも1,2を争うくらい好きな曲なので(以前実施したアンケートでも人気がありました)を聞けて本当に嬉しかったです。
第2部
第2部は「これからの井上くん」という感じでミュージカルの曲は殆どありませんでした。ちなみにプログラムに掲載されている曲順とオリジナル曲のタイトルに変更がありました。詳しくは↑の曲目リストをご覧下さい。
幕が上がると真っ青なスーツ(中のシャツも全てブルーで青尽くめ!)の井上くんが舞台奥から登場。髪型はすっきりと後ろに流していました。『胸の振子』という今回の音楽監督の服部隆之さんおじい様・服部良一さん作曲の歌でスタート。続けて女性ダンサーさんと一緒に『恋のバカンス』を歌ってくれました。途中から井上くんもマラカスを片手に歌ってとっても楽しそう♪歌が終わり、おもむろにマラカスの蓋を取り......実はマラカスかと思っていたものには井上くんの卒業証書が入っていました!「卒業しましたー!」と会場に見えるように証書を見せる井上くんに会場からは自然と拍手が沸き起こりました。
そしてここでやっと井上くんからのご挨拶(井上くん曰く、「1部では私語がなかったので改めてここでご挨拶します。」だそうです・笑)。コンサートの概要を説明しつつ軽快なトーク(by
井上くん語録)を挟みながら進行していきました。『胸の振子』については「大正っぽい曲で....。何が大正っぽいのか僕にもよく分からないんですけど(笑)、僕の中の大正っぽさです」と言っていました。その後は「初日から沢山しゃべるな。いいのかな?」と言いつつ最近の近況をお話してくれました。コンサートやミス・サイゴンのお稽古、CDや写真集のお仕事もあり「社会人は忙しいですね」というようなことや同級生の結婚式に参加して(『明日に架ける橋』を歌ったそうです)、「これも社会人ならでは」なんて言ってました。
続いては『花鳥風月』というセカンドアルバムに収録予定のオリジナル曲。作曲は前回と同じ服部隆之さん、作詞はSatomiさん(映画『黄泉がえり』の「月のしずく」を作詞した方だそうです)の曲で、前回とはイメージが変わりボサノバ調のゆったりした曲で正にヒーリングソング♪ここは下手のグランドピアノ側にある椅子に腰掛けて歌っていました。
オリジナル曲が終わるとすぐさま舞台中央に移動。ピアノの前奏が流れる中次の曲の説明に入っていました。「気分は大学の卒業試験の演奏会の会場です…。大学の6年間で勉強したクラシックを聞いてください」ということで、オペレッタ『学生王子』より『セレナーデ』を歌ってくれました。もうこれからクラシックを聞く機会も少なくなると思うと寂しいような気もしましたが、卒業試験の際に歌ったという記念(?!)の曲を聴けてよかったです。
次の曲は何かな〜(パンフはあえて斜め読みしていたので曲順を忘れてました)?と思っていると、タンゴ調の曲(奥様お手をどうぞ)が流れてきたかと思うと頭上からはなんとミラーボールが降りてきました!!宝塚みたいだ〜〜と驚いていたのですが、これだけでビックリするのはまだ早い(笑)。曲の途中で女性ダンサーと踊った後、花束を持った女性ダンサーを従えなんと客席へ!上手・下手それぞれに3,4人のお客様に歌いながらお花のプレゼント
しかし、途中で照れてしまったのか吹き出しそうになりながら歌っているのがカワイイ*^^*。曲の途中で井上くんは下手袖へ退場し、その後は女性ダンサーのお2人のダンスでした。
曲が終わり下手袖から登場した井上くんは打って変わってボーダーのシャツにジーンズ姿というラフなスタイルに。「別に帰ろうとしているわけじゃないですよ。」とか「先ほどのお花は別料金ですので、もらった方は料金を払ってください」いう井上くんの言葉に思わず笑ってしまいました。相変わらず井上くんのトークは面白いなぁ…。もちろん別料金は冗談です(笑)。井上くんは色々とお話しながら「何だろう?」とか「なんだ?」とか自問自答するのが面白かったです(口癖なんですね、きっと)。この後のMCコーナーで近況報告の続きでウルルンのお話が沢山聞けたのが嬉しかったです。
続いての曲は矢野 絢子(やの じゅんこ)さんという5月にデビューしたばかりの方の曲・『ニーナ』。椅子から見た様々な家族の様子を描いた曲で全部歌うと12分かかるそうです(パンフより)。井上くんは「お話を聞くような感じで聞いてください」といってなんと下手側の階段に座り、本を開きながら歌ってくれました。ステージには椅子が1つ置かれ、状況に合わせて背景が変化していくというシンプルな展開でした。時折セリフのような歌詞が入る曲で井上くんの歌を聞きながら様々な情景を思い浮かべていました。
ここで曲はアップテンポの『Uptown Girl』になり、井上くんのリードで会場全体が手拍子♪間奏の部分でバンドメンバーの紹介もありました。しっとりとした曲もよかったけれど、今まで出演した作品は悲劇が多かったので(エリザベートとかモーツァルト!とか)、明るい曲をニッコニコの笑顔で歌う井上くんが大好きなんだということに改めて気づきました(笑)。
そしていよいよラストの曲。井上くんも「いつも思うのですが早いものでもう最後の曲になりました。」と言っていましたが、本当にあっという間にラストになってしまい寂しいです。最後の曲は『Parade』というミュージカルから『This
Is Not Over Yet』という曲。井上くんから説明がありましたが、無実の罪で投獄されている男が、自分の無実を証明することを諦めかけた時、妻が再び裁判にこぎつけた報せを持ってきたという内容の場面の曲だそうです。力強いややアップテンポの曲で、キリっとした井上くんがカッコよかったです*^^*。ちなみにラストの曲に『まだ終わりではない』というタイトルって…と心の中で突っ込んだのは私(笑)。
アンコール
アンコールでは黒いタキシードで登場!蝶ネクタイはなくラフな感じで着ているのが印象的でした。「まさかアンコールをもらえるとは思っていませんでした(笑)」という井上くんにベタなギャグだな〜と思わず大笑い。この時も少しだけトークしてくれました。「こんなに沢山歌って、歌うことが嫌いになるんじゃないかと思ったのですが、もっともっと好きになって....。」というようなことを言っていました。また、「これからは社会人として(MCでは幾度となく『社会人』を強調する井上くんだったので思わず笑ってしまいました)、フル活動で休みもなく頑張っていきたいと思います。」という井上くんに「あんまりハイペースにしないでね。」と心の中でこっそり祈ってみました(爆)。アンコール曲は『瑠璃色の地球』と『生きた日々に悔いはない』の2曲で、『瑠璃色〜』の方はディナーショーで歌った曲だそうですが、残念ながらディナーショーにいけなかった私は思いがけず聞くことが出来て嬉しかったです♪『生きた日々に〜』はミュージカル・『コーラスライン』の曲なのですが、私は映画版の方しか知らないのですがとても好きなナンバーでしたので井上くんの声で聞けて幸せでした。
幕が下りても鳴り止まない拍手にもう一度出てきてくださいました♪「ありがとうございます。ここで呼ばれるとは思ってなかったです。でももう何も出てきません。プログラムは全て歌い尽くしました(笑)」という井上くん。そして一言、「楽しかった!」という井上くんに思わず笑ってしまいました。その後は何度も何度も『ありがとうございました』と言っていました。沢山御礼を言いたい方がいるということで何人かのお名前を挙げた後、「お気をつけてお帰り下さい。本当にありがとうございました!」という井上くんの言葉にやっと納得して帰ってきました(笑)。
初日のレポはどうしても長くなってしまうのですが(簡潔にまとめる文才がないとも言う・笑)、またまた長〜いレポになってしまいました。ここまで読んで頂いてありがとうございました♪

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