平面上に4点,−がある.正方形
 内部と周をあわせた領域をとする.
  点が領域に属するとき,のとりうる値の範囲を求めよ.
  円と正方形の辺および頂点が共有点をもつとき,
  のとりうる値の範囲を求めよ.
  不等式の表す領域をとする.領域と領域
  共有点をもつとき,のとりうる値の範囲を求めよ.


 
  領域は右図の斜線部分境界線を含むである.
 と線分との交点をそれぞれとすると,
 これらの点の座標は,である.
 点が領域に属するための条件は,この点が線分

 両端を含む上にあることである.よって,求めるの値の範囲は,
  領域を表す不等式は,である.点がこの領域に属するとき
   よって,

  円を円とする.円と正方形の辺および頂点が
 共有点をもつとき,
 @ が最大となるのは,円が正方形に外接するときで,
 このときのの値は,である.
 A が最小となるのは,円が正方形に内接するときで,
 このときのの値は,中心と直線との距離に等しい.
 ここで,直線の方程式は,より,
    である.
 以上より,求めるの値の範囲は,

  領域は直線上の点を中心とし,
 両座標軸に接する円の周および内部である.
  中心が領域内にあるとき,すなわち,…@
 のときは,明らかには共有点をもつ.

  中心が領域の外部にあるとき,円と線分が共有点をもつならば,