数列,……において
分子がである項をまとめて,第群とよぶことにする.例えば,第群は,数列の
項から始まり,項を含んでいる.
 この数列の第項は,第群の中の最初から番目である.
 分数を約分した値がになる項が,この数列の中で最初に現れるのは第
 項であり,回目に現れるのは第項である.
 第群に含まれる項のうちで,分数を約分した値が整数になる項は
 あり,これらの項すべての和の値はである.

                 
  第群には項含まれている.
 よって,第群の末項は,数列の初項から数えると
     番目
 となる.
 第項が第群にあるとすると
    
 ゆえに 
 は自然数であるから,これを満たすのは
 このとき 
 よって,第項は,第群の中の最初から番目.
  が最初に現れるのは,第群の初項であるから,
 数列の番目である.
 また,回目に表れるのはのときであるから,
 第群の番目となり,
 数列の番目である.
  第群の番目ただし
 が整数となるのは,の正の約数のときである.
 よって 
 また,求める和は,の正の約数の総和と一致する.
 よって 
 である.