2005年台風14号による大分県・宮崎県における
土砂災害について(2005/12/18日,暫定第3版)
九州大学大学院 農学研究院 森林保全学研究室
災害比較のために、メキシコ東部東シエラマドレ山地でのハリケーンEmilyの
山地災害についてのページを、新たに増設しました。(下記)

宮崎県高千穂町上村における崩壊からの土砂流出と一部損壊した施工中の堰堤
(工事中でも土砂流出を抑制し、直下流の集落に対し効果があった)
台風14号により、2005年9月6日に生じた、大分県竹田市・由布院町及び宮崎県高千穂町・日之影村、山之口町・田野町鰐塚山地域他の土砂災害について調査を行いましたので暫定版(速報)として報告します。下記のリンク先をご覧ください。
この件に関しましては、まだ調査・解析・調整を必要とするものもあり、内容は暫定的なものです。ご了解ください。
気象条件: 海水面温度が高いなどの理由により台風14号は強い勢力を保ったまま九州を縦断・上陸したが、偏西風の軸はこの時点では北方に位置し、台風を流す上空の風が弱く比較的長時間にわたり九州に雨を降らせた。特に、九州山地東側斜面には、宮崎県南郷村で1300mm以上、大分県竹田市で900mm以上など記録的な大雨をもたらした。
1)大分県竹田市・湯布院町の災害: ここからリンク
2)宮崎県高千穂町の災害:ここからリンク
3)宮崎県日之影村の災害:ここからリンク
4)宮崎県山之口町の災害:ここからリンク
5)宮崎県田野町鰐塚山の崩壊:ここからリンク
6)メキシコ東部シエラマドレ山地におけるハリケーン“エミリー”による山地災害:ここから
7)宮崎県椎葉村の災害:(
工事中です! しばらくお待ちください。)
◇ ここで述べる崩壊長さ・深さ、勾配、方位などはポータブル赤外線レーザー測距儀、レーザー距離計、デジタル・クリノメター、コンパスで現地で計測したものですが、規模の大きなものは簡易三角測量や地形解析で求めたものもあります。
◇ この調査の一部は(社)砂防学会の「台風14号土砂災害調査」の一貫として行いました。また、他の地域も鋭意調査中です。調査結果は順次公開する予定です。
◇ また、宮崎県・鹿児島につきましては、鹿児島大学・京都大学・東京大学・宮崎大学などの調査団(50音順)が調査をされており、1300mmに達する降雨のあったにもかかわらず比較的人的被害の少ない宮崎県南郷町などの地域でも、かなり大規模な山林崩壊や土砂移動が生じていることが報告されています。これらの詳しい調査報告は砂防学会及び各大学・機関から出される予定です。
以上です。