小樽絵手紙展にて

会場に立てられた、看板。

会場の展示風景です。

私は字が下手で書道がずっと大嫌いでした。
筆も、墨を磨るのも嫌いです。
けれど、絵手紙に出会ってからは、筆や墨に興味をもちました。




●絵手紙について●

私は、よく大きな半紙に絵手紙を書いていましたが、大きいだから良いのではありません。ハガキも、大きな半紙も、結局は書いていることはおんなじで、どれもヒトに見てもらおうとして書いているものではないのです。私は、「こうするべきだ。」なんて思いながらコトバを書いているわけではなく、「こうなのだ!」と答えを書いているわけでもありません。私は、自分が思ったことを、そのままコトバにしているだけなのです。誰かに伝えたい!と思って書く人もいれば、こうするべきだ!なんて思いながら書く人もいるでしょう。それは、自分の世界なので、ひとそれぞれでいいと思います。

 私は、有名になりたいとか、上を目指したいとか、前へ出たいとか、そういう願望や目標は全くありません。私は、ひとりごとのように、思ったことをコトバにして、自分の字で書いているだけです。「これだ!」と掲げられるような、はっきりとした目標や夢も、まだ漠然としています。けれど、私は、これからも、自分のココロをコトバとして、筆を持って、墨を磨って、書き続けていきたいなあと感じます。夢や目標は、ちょっとづつ、自分のペースで見つけていけたらいいです。
   自分の昔の絵手紙を見ながら、そんなことを、ふと、感じました。(22才の頃)